一生一緒

順調に授業は進んでいた。



四時間目が終わり今日は無限が迎えに来た。



「美幸さん、お疲れ様です。授業どうでした？」




「特にいつもと変わらないよ」




「けど美幸ちゃんってちゃーんとノートに書いてるよね！」と環




「そうそう！今度の期末テストの時僕に勉強教えて～」と斎




「期末テスト？」




「あれ？もうテストだっけ？」と敏次




「………敏次。今年こそいい加減に勉強してくださいよ。またテスト落ちて留年したら今度は斎と環よりも下の学年ですからね。そんな恥さらし、黒羽には要りません。」




私は敏次が留年していたことに驚いたが表情は変わっていないだろう。




「あははー！トッシーのバーカ！」と斎




「っんだと！斎このやろー！！」




「敏次。」




走り出した斎を追いかけていこうとした敏次を無限が無言の圧で鎮める。




「…すいません。」




私は大量の女子の視線を浴びながら空き教室に行った。