一生一緒
その言葉通り車の音がして直ぐに騒がしい声が聞こえたかと思うと斎たちが入ってきた。




「「たっだいまー！！」」 と双子




「ねーー聞いてよー！トッシーったらタバスコとか辛いものばかり買うんだよー！？」




と言って私を見た斎が固まる。




「？」




「僕たちが辛いの苦手って知ってるくせに酷くないー？！！」




同じく私を見て固まる環




「別にいいじゃねーかよ！……ってうわっ何だ美幸！そのエロい格好と派手な柄！！！」




「…え、エロい？」





初めて言われた言葉に戸惑う。





「……うーーん。双子にはちょっと刺激的な格好なんじゃないかな？それに存在感出まくりの龍の柄だね～」と私の姿を見たアキラが頬笑む。





だけど似合ってるよと付け足し私の頭を撫でた。




に、似合ってるの？？





色々なことを言われて混乱してしまう。





そう。私が今着ている服は前に金色の龍、後ろに銀色の虎が描かれているというゴテゴテの柄服なのだ。




未だ赤面して固まっている双子を置いて私はアキラとキッチンに入る。




キッチンはオープンタイプでリビングからよく見えるようになっていた。
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