アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚
「今日は……遠慮して、おこうかな。」

「そんな事言わずに。」

私は五貴さんに連れられて、バスルームへ到着した。


「はい、バスタオル。」

棚には、おそらく偽名林さんが用意してくれたであろうバスタオルが、積まれていた。

そこから2枚、五貴さんが取り出して、私に一枚渡してくれた。

「ほらほら。脱いで脱いで。」

そう言った五貴さんは、恥ずかしくもないのか、どんどん服を脱ぎ棄てる。

肌が見えたところで、私はバスタオルで、目を覆った。

それなのに、急にバスタオルを、奪われる始末。

「なに、恥ずかしがってるの。」

私の目に入ってきたのは、アラフォーだと言うのに、無駄のない引き締まった体。

程よく割れた筋肉には、思わずドキドキしてしまう。


「つむぎも脱いで。中で待ってるよ。」

下半身にバスタオルを巻き、お風呂の中に消えて行った五貴さん。

「えっ?」

これって、私も入らなきゃダメ?
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