アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚
会社の社長が、それよりもお金持ちの御曹司の夕食が、コンビニのお弁当だなんて。

私は急に、五貴さんが可哀そうになってきた。

「今度の週末、私が夕食を作るね。」

「うん、楽しみにしてる。」

「何がいい?」

「うーん、そうだな。週末まで考えておくよ。」

美味しそうに、林さんが作ってくれた夕食を食べる五貴さんを見て、やっと腑に落ちた私がいた。

これが、私達の生活なんだって。


それから、夕食の片づけを一緒にして、私達は一緒にテレビを観た。

五貴さんは意外にも、お笑いが好きみたいで、そういう番組はかかさずに観ているらしい。

逆に映画は嫌いみたい。

外国の映画を、日本語吹き替えにされる事が、感覚的に嫌らしいのだ。


テレビを観終わった後は、一緒にお風呂に入った。

「はぁぁぁ。何だか落ち着く。」

そう言って、私は後ろから抱きしめ、胸をずっと揉んでいた。

この触り心地が、一番いいらしい。
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