アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚
「そうよ……一体、何を考えているの!!」

そう叫んで、内本さんは社長室を出て行ってしまった。


「はあ~。」

内本さんが社長室を出て行った途端、五貴さんはソファに座ってしまった。

「間一髪って言った方がいいのかな。」

「そうなのかな。」

「それにしても……」

五貴さんは私を見ると、急に笑い出した。

「社長室で、Hって。つむぎって意外と、エロい。」

「なっ!」

私はノーマルなのに!


「私はそんなプレイ、好きじゃありません!」

「好きじゃないのに、そんな言葉が口から出てくるか?」

「とにかく、私じゃなくて内本さんと五貴さんの問題でしょう?」

「俺達はしてないよ。そう言うところの線引きは、きちんとできてるからね。それとも……」


五貴さんは、私を引き寄せた。

「内本君がいない時に、してみようか。社長室でH。」

「五貴さん!!」

その日は朝から、とんでもない日になった。
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