アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚
「しないよ!」

「嘘だな。つむぎはエロいから、誘われたらしちゃうだろ。」

その言葉に、胸が痛くなった。

「ひどい……」

「つむぎ?」

五貴さんの動きが止まる。


「そんな事、しないよ……私は、五貴さんだけなんだから……」

そう言って私は、また五貴さんの体を、ぎゅっと抱きしめた。

「知ってるよ。」

耳元で五貴さんが、囁いてくれた。

「つむぎが、俺だけだって知ってるよ。だから嘘。俺だけのつむぎだって、言って欲しかっただけ。」

私は泣きそうな顔で、五貴さんを見た。

「……嫉妬してるの?」

「してるよ。俺だけのつむぎに、何してるんだってね。」


私は、少しだけ起き上がって、五貴さんにキスをした。

「放っておいたら、すぐに他の男に行っちゃうから。」

「えっ……」

「益城さんにも、本気で好きだって言われた。」

「あぁぁぁ……」

それを聞いた五貴さんは、悶絶していた。
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