アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚
「ねえ、五貴さん。私は五貴さんのモノだって、体に覚えさせて。」

「言われなくても、するよ。」

五貴さんの動きは、次第に激しくなっていく。

「あっあっ!いい!」

「つむぎ!他の男に抱かれたら、許さないからな!」

快感に溺れながら、私を見降ろす五貴さんに、私も溺れそうだ。

「い、五貴さんも!」

「俺も?」

「五貴さんだって、他の女を抱いたら、許さないんだから!」

私がそう言うと、五貴さんは私をきつく抱きしめた。

「こんなにつむぎにはまってるのに、他の女なんか抱けるかよ。」

これ以上ない台詞に、快感が頭のてっぺんまで、押し寄せてくる。


「ああ……五貴さん……」

体中に快感が巡って、全身の力が抜けた。

それと同時に、五貴さんの体も、私の上に倒れ込んだ。

お互い、汗でびっしょりになっている。


そして思った。

こんなにも私を熱くさせるのは、やっぱり五貴さんだけだって。
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