アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚
折橋さんはどうか分からないけれど、私はジャンクフードって、止められない。

「結婚してもたまにはさ。マック、食べに来ない?」

「はい。」

返事をして、私は飛び上がる程焦った。

「いや!まだ、結婚するって決まった訳じゃないし!」

「あっ、気づいた?つむぎさん、鋭いなぁ。」

折橋さんは、冷静に笑ってる。


「もしかして今日来てくれたのは、結婚してくれるって、決心してくれた訳じゃなくて?」

「あっ……」

このまま、断った方がいいんだろうか。

やっぱり私、週末婚は受け入れられませんって。


「さあ、食べ終わったし。行こうか。」

「……はい。」

折橋さん、さっきの事受け流してくれたけれど、これ以上期待させちゃあ、ダメだよね。

ちゃんと、言おう。

結婚できませんって。


「折橋さん。」

「はい?」

リムジンに乗る前に、私は口を開いた。

「私、やっぱり折橋さんと……」
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