ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
「再戦! 再戦を、希望するわ!」
『ハルピュイア公爵家の料理人の鼻先をへし折ったのだ。再戦など、するわけがないだろうが』
「そ、そんな~~!」
『それに、勝負をしたとしても、イクシオンが認めないだろうな』
「え、そうなの?」
『そうだとも。あれは頭が固い。ダイヤモンドより硬いだろう。自分がこうすると決めた物事は、誰が何を言おうと変える男ではない』
「だったら私との結婚も、無理矢理進めるってことじゃない?」
『まあ、そうだな』
父がなんとかしてくれるだろうと信じていたが、もしかしたら押し負けるかもしれない。
いいや、頭の固さならば、父も負けていられない。きっと、イクシオン殿下にも勝る硬さだろう。
どうか、お金の力で華麗に解決してほしい。切に願う。
『ハルピュイア公爵家の料理人の鼻先をへし折ったのだ。再戦など、するわけがないだろうが』
「そ、そんな~~!」
『それに、勝負をしたとしても、イクシオンが認めないだろうな』
「え、そうなの?」
『そうだとも。あれは頭が固い。ダイヤモンドより硬いだろう。自分がこうすると決めた物事は、誰が何を言おうと変える男ではない』
「だったら私との結婚も、無理矢理進めるってことじゃない?」
『まあ、そうだな』
父がなんとかしてくれるだろうと信じていたが、もしかしたら押し負けるかもしれない。
いいや、頭の固さならば、父も負けていられない。きっと、イクシオン殿下にも勝る硬さだろう。
どうか、お金の力で華麗に解決してほしい。切に願う。