ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
「イクシオン。お前は、いい娘を見つけたようだな。聖獣も認めている、救世の乙女だ。本当に、救われた」
「私も、彼女に救われた」
いったいイクシオン殿下の何を救ったのか。覚えがまったくないが、兄弟の会話に口を挟むのは野暮だろう。
カイロス殿下は微笑みながら頷く。
「そうか。私のように裏切りの行為を働くことなく、大事にしてくれ」
「はい」
最後に、カイロス殿下は私を見て、あるお願いを乞う。
「アステリア嬢、どうか、弟を頼む。末永く、支えてくれ」
王太子が私ごときに頼みごとをするなど、ありえないだろう。
どうしてこうなったのか。頭を抱え、心の中で絶叫した。(※約十日ぶり、三回目)
「私も、彼女に救われた」
いったいイクシオン殿下の何を救ったのか。覚えがまったくないが、兄弟の会話に口を挟むのは野暮だろう。
カイロス殿下は微笑みながら頷く。
「そうか。私のように裏切りの行為を働くことなく、大事にしてくれ」
「はい」
最後に、カイロス殿下は私を見て、あるお願いを乞う。
「アステリア嬢、どうか、弟を頼む。末永く、支えてくれ」
王太子が私ごときに頼みごとをするなど、ありえないだろう。
どうしてこうなったのか。頭を抱え、心の中で絶叫した。(※約十日ぶり、三回目)