幸せな結末
さようなら
「理恵、まだ勤務時間でしょ？」
智子の言葉に振り返ると智子は陣痛室に行くよう理恵に伝えた。
一気に出産を迎える妊婦が搬送されて、慌ただしい。

理恵は体調も良く、分娩に立ち会うことになった。

今日は理恵が勤務する最後の日だった。


～♪
『どうした？』
朝陽は理恵の勤務最終日、帰りに迎えに来ると理恵に言っていた。
「今から分娩に入るから、帰りが遅くなりそうなの」
『体調は？大丈夫か？』
「うん。大丈夫。いいかな？」
『もちろん。存分に働いてこい。夕飯作って待ってるから。終わったら連絡して。』
朝陽は最後の勤務、後悔はしてほしくはないとサポートする気持ちだった。
「ありがとう」
理恵は朝陽に感謝を伝えて分娩室へ移動した。
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