幸せな結末
夜中。

理恵は腹部の激痛に目を覚ました。
すぐに携帯電話を手に取り朝陽に電話をしようとする。

でも学会は朝陽にとって大きなチャンス。
ここで引き戻すわけにはいかない。

悩んだ末に理恵は119番を押していた。






「和田さん」
聞き覚えのある声に目を覚ますとそこには見たことのある女性が立っていた。
「大丈夫ですか?」
いま、一番聞きたくない人の声。
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