幸せな結末
「よく覚えてたな。」
朝陽も嬉しそうだ。
「すごい力は言ってんなこれ。」
朝陽が驚くほど入念に調べた理恵の北海道旅行のプラン。

二人は即決で旅行先を北海道に決めた。

「私の願い事、ひとつ聞いてくれるんでしょ?」
理恵の言葉に朝陽が苦笑いしながら頷く。
「なんだ?言ってみて?なにかよからぬことじゃないだろうな。」
朝陽が理恵の顔を覗き込む。
「どうかな。旅行の時に言うね。」
「内容によるからな?」
そういう朝陽に理恵は微笑んだ。

理恵は決めている。
朝陽に何をお願いしようか。

最後の願いを・・・
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