幸せな結末
~♪
ふと玄関のチャイムが鳴り理恵は重い体を起こして玄関へ向かった。
引っ越しをしてからいろいろと物をネットショッピングで買った理恵はまた宅配業者かと思い、相手を確かめずに玄関を開けた。

玄関を開けた瞬間理恵は動きがピタリと止まった。

そこに立っていたのは朝陽だった。

「え・・・?な・・・なん・・・・?」
うまく言葉が出ない。

動揺する理恵に対して朝陽は悲しそうな表情で理恵を見つめていた。

そんな目で見ないでよ・・・。

そんな悲しそうな目で私を見ないで・・・。

理恵は宗谷岬での朝陽の表情を思い出していた。
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