幸せな結末
「俺たち、お互いをおもいすぎて・・・ちゃんと言葉にしてこなかったから・・・こんな未来になったのかもな・・・。」
朝陽の言葉が理恵の心に響く。

もっと言葉にしていれば・・。。
お互いの気持ちや想いを信じていられたら・・・。

たくさんの後悔と、やっとお互いの気持ちが通じ合えてほっとした気持ちとで二人はしばらく動くことができなかった。



しばらくして朝陽が「このままじゃ俺たち凍死するな」と笑った。
「うん。鼻水がやばい・・・。」
理恵の言葉に「俺で拭くなよ?」と朝陽が笑う。

朝陽がタクシーを呼び、二人はひとまず公園から距離が近かった朝陽のマンションへ向かった。
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