幸せな結末
「これ」
理恵のアパートに行くことにした二人。玄関から出るときに朝陽は理恵の首に自分のマフラーを巻いた。
「ありがとう」
理恵がそのマフラーに顔を埋める。
「あったかい。」
朝陽は理恵の手を握り自分の車の停まる地下駐車場へ向かった。
「ほら」
助手席のドアを開けて理恵が乗るのを見届けるとドアを閉める。
理恵は照れ臭くてマフラーに再び顔を埋めた。

理恵のアパートで朝陽はソファに待っている。
理恵は着替えと化粧を済ませて朝陽の待つソファへ向かった。

「よし、行くか」
「うん。」
支度を済ませると朝陽は理恵の手を再び握る。
「それ」
「ん?」
理恵のしているネックレスを朝陽が指さした。
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