幸せな結末
「どうして朝陽のせいになるのよ。」
「するよ。だって俺は理恵の夫だぞ?一生そばで支えて、つらい時もうれしい時も一緒にいるって誓ったのに、支えられてなかった。」
理恵は首を横に振る。

「プリン・・・」
「・・・」
「プリン、うれしかった。朝陽はいつだって私を支えてくれてたじゃない。私の方が朝陽に何もしてあげられてなかった。奥さんらしいこと何もできてなかった・・・。」
理恵の瞳から涙が流れだす。

「ごめん・・・」
「理恵」
「ん?」
「こうして話をするのだって、久しぶりだと思わないか?」
「・・・」
朝陽の言葉に理恵が頷く。
「体のこともあるし、しばらく仕事、休まないか?」
朝陽からの提案に理恵はすぐには答えられなかった。
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