幸せな結末
自分の目の下のクマに自分で驚く。
最近眠りが浅い。だからか常に眠い。疲れやすい。
どうしたものかと思いながら理恵は顔を洗った。

リビングへ向かうと朝陽がパスタをよそい、セッティングしてくれていた。
「ありがとう。おいしそう」
「どうぞ。今夜、夜勤だろ？」
「うん」
～♪

理恵が席についてパスタを食べようとすると理恵の携帯が鳴った。
この着信音は病院からだ。
理恵はすぐに携帯を手にした。
「はい。和田です。・・・・・はい。・・・了解しました。30分で行きます」
理恵は電話を切ると朝陽を見た。
「ごめん。呼び出し。担当してる妊婦さんがけがしたらしくて・・・」
理恵がバツが悪そうに朝陽に伝えると朝陽は寂しそうにため息をついた。
「さすがにパスタだからとっておけないな」
朝陽が理恵のパスタを下げる。
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