距離感
恋
王子の家にお邪魔してから。
ぐんと王子との距離が縮まったように感じた。
王子のお母さんが言っていた「アヤちゃん」という人と。
王子がご両親のことを「あの人たち」呼ばわりしていたことには、気になってはいるけど。
一緒にいて、こんなに楽しい人っているんだなって久しぶりに思った。
残業が続く限り。
王子と一緒に帰って、色んなことを喋れたのに。
繁忙期が終わってしまうと、日常生活に戻った感覚だ。
いつものように出勤して、仕事をして定時になったら帰る。
王子は再び、要さんと一緒に帰っている。
2人は本当に付き合っていないのだろうか?
モヤモヤーとした気持ちが湧いてくる。
少なくとも、要さんは王子に好意を寄せていることは確かだ。
それに王子は気づいていないのかな。
それとも、気づいているけど、フツーに接しているのかな。
だんだん、王子のことを考える時間が増えていって。
自分の中である感情がぐぐぐ…と増えていくことに気づいて。
でも、それを認めてしまうのが怖くて。
この感情は、アイドルを好きになるのと一緒なんだ。
って、何度も自分に言い聞かせてきたけど。
想いは止められそうにない。
沸き起こるこの感情を、止めなきゃ。でも、止まらないんだ。
目を閉じればいいのかな。
閉じたら、泣いてしまうのではないか。
「好き」だなんて。
認めるのが、怖いんだ。
ぐんと王子との距離が縮まったように感じた。
王子のお母さんが言っていた「アヤちゃん」という人と。
王子がご両親のことを「あの人たち」呼ばわりしていたことには、気になってはいるけど。
一緒にいて、こんなに楽しい人っているんだなって久しぶりに思った。
残業が続く限り。
王子と一緒に帰って、色んなことを喋れたのに。
繁忙期が終わってしまうと、日常生活に戻った感覚だ。
いつものように出勤して、仕事をして定時になったら帰る。
王子は再び、要さんと一緒に帰っている。
2人は本当に付き合っていないのだろうか?
モヤモヤーとした気持ちが湧いてくる。
少なくとも、要さんは王子に好意を寄せていることは確かだ。
それに王子は気づいていないのかな。
それとも、気づいているけど、フツーに接しているのかな。
だんだん、王子のことを考える時間が増えていって。
自分の中である感情がぐぐぐ…と増えていくことに気づいて。
でも、それを認めてしまうのが怖くて。
この感情は、アイドルを好きになるのと一緒なんだ。
って、何度も自分に言い聞かせてきたけど。
想いは止められそうにない。
沸き起こるこの感情を、止めなきゃ。でも、止まらないんだ。
目を閉じればいいのかな。
閉じたら、泣いてしまうのではないか。
「好き」だなんて。
認めるのが、怖いんだ。