距離感
「何で、今更見るかな・・・」
すぐに、自分自身が不安定な状況だってことがわかった。
だから、あんな夢を見るのだ。
頭が痛かった。
吐きそうだ。
勘弁してほしかった。
壊れる。
自分が壊れてしまう。
涙が出てこない。
立ち上がって、冷蔵庫の中を見た。
ため息をつく。
少し、外に出よう。
スマホと鍵を持ってコートを羽織って。
外を出る。
真っ暗だ。
寒いじゃないか。
寒いを通り越して、顔面が痛い。
ドアをそーと閉めて。
鍵をかけて。
階段をそーと下りて。
歩き出す。
心細いと思った。
暗い中、自然と足があるところへ向かった。
王子の家の前に着いた途端。
うなだれた。
これじゃ、ストーカーみたいじゃない?
しかも、まだ明け方だ。
でも、福王寺家の2階は電気がついていた。
もう、起きているのか?
ぼんやりと眺めていたら。
いきなり、2階の窓が開いた。
そして、窓越しに立っていたのは王子だった。
王子は、ぼんやりと真正面を見ていたかと思うと。
じーとこっちを見て、「おぉっ!」と跳ね上がった。
そして、窓をピシャリと閉めた。
(えぇー)
すぐに、自分自身が不安定な状況だってことがわかった。
だから、あんな夢を見るのだ。
頭が痛かった。
吐きそうだ。
勘弁してほしかった。
壊れる。
自分が壊れてしまう。
涙が出てこない。
立ち上がって、冷蔵庫の中を見た。
ため息をつく。
少し、外に出よう。
スマホと鍵を持ってコートを羽織って。
外を出る。
真っ暗だ。
寒いじゃないか。
寒いを通り越して、顔面が痛い。
ドアをそーと閉めて。
鍵をかけて。
階段をそーと下りて。
歩き出す。
心細いと思った。
暗い中、自然と足があるところへ向かった。
王子の家の前に着いた途端。
うなだれた。
これじゃ、ストーカーみたいじゃない?
しかも、まだ明け方だ。
でも、福王寺家の2階は電気がついていた。
もう、起きているのか?
ぼんやりと眺めていたら。
いきなり、2階の窓が開いた。
そして、窓越しに立っていたのは王子だった。
王子は、ぼんやりと真正面を見ていたかと思うと。
じーとこっちを見て、「おぉっ!」と跳ね上がった。
そして、窓をピシャリと閉めた。
(えぇー)