距離感
王子の目を見て言った。
王子は、「ん?」という顔をした。
「それは、ライクってことだよね?」
「ライクじゃないです。ラブですよ」
「え…」
明らかに困惑の表情を浮かべている。
「ねぇ、これは罰ゲームなのかな? 誰かに命令されたの?」
優しげな口調だった。
どうして、勇気をだして告白したのに。
そんなことを言われなきゃいけないのだろう。
我慢していたけど。
涙が溢れた。
「すいません。王子が東京に行く前に好きだって思いを伝えたかったんです」
「……」
「言えて、良かったです。東京でもお元気で。ありがとうございました」
深々と頭を下げる。
もう一度、王子の顔を見た。
「じゃあ、さようなら」
と、言って。帰ろうって思った。
「ちょっと、待って」
王子は私の腕をつかんだ。
「もう少し時間もらえないかな? もう少し話そうよ」
「……」
この涙でぐっちゃぐちゃの顔を見られてるのかと思うと。
余計に落ち込んだ。
王子は、「ん?」という顔をした。
「それは、ライクってことだよね?」
「ライクじゃないです。ラブですよ」
「え…」
明らかに困惑の表情を浮かべている。
「ねぇ、これは罰ゲームなのかな? 誰かに命令されたの?」
優しげな口調だった。
どうして、勇気をだして告白したのに。
そんなことを言われなきゃいけないのだろう。
我慢していたけど。
涙が溢れた。
「すいません。王子が東京に行く前に好きだって思いを伝えたかったんです」
「……」
「言えて、良かったです。東京でもお元気で。ありがとうございました」
深々と頭を下げる。
もう一度、王子の顔を見た。
「じゃあ、さようなら」
と、言って。帰ろうって思った。
「ちょっと、待って」
王子は私の腕をつかんだ。
「もう少し時間もらえないかな? もう少し話そうよ」
「……」
この涙でぐっちゃぐちゃの顔を見られてるのかと思うと。
余計に落ち込んだ。