嵐を呼ぶ噂の学園③ 大嵐が吹き荒れる文化祭にようこそです!編
プロローグ
残暑が厳しいこの頃。
わたしは今、とっても快適な場所にいるのです!
それは、エアコンがガンガンかけられている生徒会室!
わたしが通う私立光蘭学園高校で毎年行われている文化祭、通称「光蘭祭」。
そこで行われる目玉企画のミスコンに出場することになり、それ用のポスターに掲載する写真について話し合っているところでございます。
例のごとく、わたしの隣には園田さんがいてわたしの目の前には、名前に負けないくらいキラッキラッの生徒会会長、赤星昴くんがいる。
「ことちゃんは、大和撫子って感じだから、神社の巫女さんの衣装着ようよ!絶対似合う!」
「いやいや、やっぱりドレスでしょう?
母の知り合いにドレスコーディネーターの人がいるから、その人に相談すれば、きっとことちゃんに似合う素敵なドレス、合わせてもらえるよ」
「いーや、絶対に和でいった方が良いね。着物がいいよ、絶対!」
「なんで分からないかな、君は。ことちゃんほど純白のドレスが似合う人いないって!」
園田さんと赤星くんが睨み合う。
ああ、板挟みにあっているわたしはどうしたらいいのでしょう?
誰か...教えて下さい!
ご来場予定の皆様、
光蘭祭当日は大嵐に見舞われる予報です。
くれぐれも吹き飛ばされませんよう、お気をつけて最後までご覧下さい。
わたしは今、とっても快適な場所にいるのです!
それは、エアコンがガンガンかけられている生徒会室!
わたしが通う私立光蘭学園高校で毎年行われている文化祭、通称「光蘭祭」。
そこで行われる目玉企画のミスコンに出場することになり、それ用のポスターに掲載する写真について話し合っているところでございます。
例のごとく、わたしの隣には園田さんがいてわたしの目の前には、名前に負けないくらいキラッキラッの生徒会会長、赤星昴くんがいる。
「ことちゃんは、大和撫子って感じだから、神社の巫女さんの衣装着ようよ!絶対似合う!」
「いやいや、やっぱりドレスでしょう?
母の知り合いにドレスコーディネーターの人がいるから、その人に相談すれば、きっとことちゃんに似合う素敵なドレス、合わせてもらえるよ」
「いーや、絶対に和でいった方が良いね。着物がいいよ、絶対!」
「なんで分からないかな、君は。ことちゃんほど純白のドレスが似合う人いないって!」
園田さんと赤星くんが睨み合う。
ああ、板挟みにあっているわたしはどうしたらいいのでしょう?
誰か...教えて下さい!
ご来場予定の皆様、
光蘭祭当日は大嵐に見舞われる予報です。
くれぐれも吹き飛ばされませんよう、お気をつけて最後までご覧下さい。
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