嵐を呼ぶ噂の学園③ 大嵐が吹き荒れる文化祭にようこそです!編
中に入ってもどきどきは止まらず、大理石の床を汚ないローファーをコツコツ鳴らしながら歩いていく。
このぴかぴかの床をわたしが汚してしまってるんだなと思うと、かなり心が痛い。
床を掃除してくださっている家政婦さんだと思われる方が10人くらいいて、わたしは何度も何度もおじきをした。
その度に、赤星くんには「そんなに畏まらなくても...」と言われたけれど、このくらいやらないと自分の気が収まらない。
常に頭を下げながら長い廊下を抜けるとそこには大きな扉があった。
その先にバージンロードがあるような、そんな雰囲気。
「では皆さん、この先が今日のメイン会場になります。どうぞ中へ」
扉の向こうに広がっていたのは、ドレスの花畑だった。
このぴかぴかの床をわたしが汚してしまってるんだなと思うと、かなり心が痛い。
床を掃除してくださっている家政婦さんだと思われる方が10人くらいいて、わたしは何度も何度もおじきをした。
その度に、赤星くんには「そんなに畏まらなくても...」と言われたけれど、このくらいやらないと自分の気が収まらない。
常に頭を下げながら長い廊下を抜けるとそこには大きな扉があった。
その先にバージンロードがあるような、そんな雰囲気。
「では皆さん、この先が今日のメイン会場になります。どうぞ中へ」
扉の向こうに広がっていたのは、ドレスの花畑だった。