嵐を呼ぶ噂の学園③ 大嵐が吹き荒れる文化祭にようこそです!編
文化祭まで1週間を切った。
わたしは相変わらず、自分のアップルボビングの練習をし、青柳くんの胸キュン告白の練習を手伝っていた。
昼休み。
第2グラウンドの倉庫裏に来るのは一体何回目だろうか。
ここに来ると嫌なことを忘れられる。
はぁ...。
今日も良い天気だなぁ。
ひんやりとしたコンクリートに腰を下ろし、空を見上げ、カピバラのようにぬぼーっとしていると
「...わっ!」
「じょぎょっ!」
なんと頭上から青柳くんが登場。
わたしはびっくりし過ぎて態勢を崩し、後ろに倒れた拍子に、倉庫の壁に頭を強打した。
これぞ正に、やばびーーん、です。
「おいおい、そんな驚くなよ。つうか、頭、大丈夫か?」
青柳くんの掌がわたしの頭に乗る。
ぎゅん...。
胸が...
胸が...痛い。
わたしは青柳くんの手を振り払った。
「反則です!まだ始まってないのに、色々と誤作動を引き起こすような行動を起こさないで下さい!」
「は?」
「わ、わたしは...一度言ったことは二度と言いませんからね!ご自分で考えて下さい!」
「またオレのセリフ、横取りかよ」
わたしがそう強く言い張ると、青柳くんは不適な笑みをたたえ、再度頭上から顔を覗かせる。
「もしかして頭ポンに反応した?」
「ち...違います!」
頭の中では肯定。
実際は全力否定。
首をぶんぶん横に振る。
「いっ、た!」
「あっ...すみません」
あまりにも強く振りすぎてわたしの三つ編みが青柳くんの腕を攻撃してしまった。
「星名の髪、最強だ。凶器になる」
「本当にすみません...」
「いいから早くやるぞ。他にもやらなきゃならないことは山ほどあんだからな」
わたしはこっくり頷き、蘭さんモードにスイッチを切り替えた。
あと一週間で終わりか。
胸キュン告白練習に身を捧げた1ヶ月が終わりを迎えようとしている。
大変なこともあったけど、これがあったお陰で青柳くんと友情を深められ、教室にいたら何かが起こりそうな昼休みを安心して過ごせたんだ。
...やって良かった。
心からそう思う。
そして、わたしは今日もお題を出す。
わたしは相変わらず、自分のアップルボビングの練習をし、青柳くんの胸キュン告白の練習を手伝っていた。
昼休み。
第2グラウンドの倉庫裏に来るのは一体何回目だろうか。
ここに来ると嫌なことを忘れられる。
はぁ...。
今日も良い天気だなぁ。
ひんやりとしたコンクリートに腰を下ろし、空を見上げ、カピバラのようにぬぼーっとしていると
「...わっ!」
「じょぎょっ!」
なんと頭上から青柳くんが登場。
わたしはびっくりし過ぎて態勢を崩し、後ろに倒れた拍子に、倉庫の壁に頭を強打した。
これぞ正に、やばびーーん、です。
「おいおい、そんな驚くなよ。つうか、頭、大丈夫か?」
青柳くんの掌がわたしの頭に乗る。
ぎゅん...。
胸が...
胸が...痛い。
わたしは青柳くんの手を振り払った。
「反則です!まだ始まってないのに、色々と誤作動を引き起こすような行動を起こさないで下さい!」
「は?」
「わ、わたしは...一度言ったことは二度と言いませんからね!ご自分で考えて下さい!」
「またオレのセリフ、横取りかよ」
わたしがそう強く言い張ると、青柳くんは不適な笑みをたたえ、再度頭上から顔を覗かせる。
「もしかして頭ポンに反応した?」
「ち...違います!」
頭の中では肯定。
実際は全力否定。
首をぶんぶん横に振る。
「いっ、た!」
「あっ...すみません」
あまりにも強く振りすぎてわたしの三つ編みが青柳くんの腕を攻撃してしまった。
「星名の髪、最強だ。凶器になる」
「本当にすみません...」
「いいから早くやるぞ。他にもやらなきゃならないことは山ほどあんだからな」
わたしはこっくり頷き、蘭さんモードにスイッチを切り替えた。
あと一週間で終わりか。
胸キュン告白練習に身を捧げた1ヶ月が終わりを迎えようとしている。
大変なこともあったけど、これがあったお陰で青柳くんと友情を深められ、教室にいたら何かが起こりそうな昼休みを安心して過ごせたんだ。
...やって良かった。
心からそう思う。
そして、わたしは今日もお題を出す。