嵐を呼ぶ噂の学園③ 大嵐が吹き荒れる文化祭にようこそです!編
夕日に照らされて茜色に染まる園田さんの髪が、窓の外から吹いてくる風に揺られていた。
それはまるでもみじの木が揺れているみたいで、秋の始まりを告げているように思えた。
園田さんの秋が、紅葉のように鮮やかで、スイートポテトのように甘い、恋の秋になりますように。
「ことちゃん、ありがとね。あたしと白鷺くんをくっ付けようとしてくれて」
「あっ...その...まあ。はぁ...」
「あたし、もう投票する人、決めてるから。大丈夫、あたしは強い」
「はい、そう思います」
「なんでそこだけ即答?さっきまであんなパニックだったのに」
園田さんは本当によく笑う。
笑顔がよく似合う。
わたしは、守りたい。
園田さんの笑顔を。
園田さんがわたしにしてくれたように、わたしはわたしなりのやり方で園田さんのために出来ることをしたい。
園田さんの願いを叶えたい。
園田さんがわたしの太陽なら、
太陽の恩恵を受けて生きている、雑草のようなわたしは、せめて、踏まれても踏まれても諦めず、しぶとく生きよう。
園田さんのためにもミスコン、頑張ろう。
「ことちゃん」
「はい」
園田さんが握ってくれている右手が温かい。
わたしは園田さんの瞳を見つめた。
「グランプリ取ってね、必ず」
わたしは、躊躇なくこう言った。
「はい!」
それはまるでもみじの木が揺れているみたいで、秋の始まりを告げているように思えた。
園田さんの秋が、紅葉のように鮮やかで、スイートポテトのように甘い、恋の秋になりますように。
「ことちゃん、ありがとね。あたしと白鷺くんをくっ付けようとしてくれて」
「あっ...その...まあ。はぁ...」
「あたし、もう投票する人、決めてるから。大丈夫、あたしは強い」
「はい、そう思います」
「なんでそこだけ即答?さっきまであんなパニックだったのに」
園田さんは本当によく笑う。
笑顔がよく似合う。
わたしは、守りたい。
園田さんの笑顔を。
園田さんがわたしにしてくれたように、わたしはわたしなりのやり方で園田さんのために出来ることをしたい。
園田さんの願いを叶えたい。
園田さんがわたしの太陽なら、
太陽の恩恵を受けて生きている、雑草のようなわたしは、せめて、踏まれても踏まれても諦めず、しぶとく生きよう。
園田さんのためにもミスコン、頑張ろう。
「ことちゃん」
「はい」
園田さんが握ってくれている右手が温かい。
わたしは園田さんの瞳を見つめた。
「グランプリ取ってね、必ず」
わたしは、躊躇なくこう言った。
「はい!」