嵐を呼ぶ噂の学園③ 大嵐が吹き荒れる文化祭にようこそです!編
わたしは、決断した。
むんなが幸せに生活するための1番の方法だと思った。
「青柳くん」
「なんだよ。文句があるなら、はっきり言え」
「文句は...ありません。わたし、青柳くんにそういう風に思ってもらえて、すごくすごく嬉しいです」
これは本心だ。
わたしが青柳くんに幸せを与えられたなら、素直に嬉しい。
「青柳くん、わたしと約束して下さい」
「友だち辞めてくれっつうのは聞かないからな」
「はい、承知しています」
「なら、なんだよ」
わたしは涙を拭いて鼻水をすすった。
そして、蘭さんを演じた時のように、精一杯笑った。
「何があっても、わたしとずっと"友だち"でいて下さい。...お願いします」
永遠の友だち。
それ以上にもそれ以下にもならない。
変わらない関係。
変わらない未来。
わたしはその全てを受け入れ、この選択をしたいと思う。
「分かった。...約束な」
青柳くんが小指を出してくる。
わたしは泥だらけの小指をそこに絡めた。
これがきっと、最後の約束。
ありがとう、青柳くん。
わたしは心の中で感謝をしてから、青柳くんに言った。
「ここから出たいのですが、このままでは出られそうにないので、助けを呼んで来て頂けますか」
「どう頑張っても立てないのか?」
「さっきもお見せした通り、這うことさえも厳しい状況です。100パーセント無理なので、お願いします」
青柳くんは怪しげな表情でわたしを見た。
「逃げたりしないよな」
「はい、120パーセント、逃げません。おとなしく待ってます」
「...分かった。絶対に動くなよ」
しぶしぶと青柳くんが立ち去り、また孤独が訪れる。
わたしが青柳くんに出来ることは、彼に"わたし"を背負わせないことだ。
わたしは一定のキョリを取って彼を見守っていられればそれでいい。
それでいい。
それでいい。
それでいい。
そう...思い込む。
わたしの中にある、この淡い気持ちは、どうしようもないこの状況に痛みを与える。
青柳くん。
わたしは、あなたに幸せになってほしい。
だから...
わたしは決めた。
これはわたしの意思だから何も文句は言わないで下さい。
友だち、ですから。
むんなが幸せに生活するための1番の方法だと思った。
「青柳くん」
「なんだよ。文句があるなら、はっきり言え」
「文句は...ありません。わたし、青柳くんにそういう風に思ってもらえて、すごくすごく嬉しいです」
これは本心だ。
わたしが青柳くんに幸せを与えられたなら、素直に嬉しい。
「青柳くん、わたしと約束して下さい」
「友だち辞めてくれっつうのは聞かないからな」
「はい、承知しています」
「なら、なんだよ」
わたしは涙を拭いて鼻水をすすった。
そして、蘭さんを演じた時のように、精一杯笑った。
「何があっても、わたしとずっと"友だち"でいて下さい。...お願いします」
永遠の友だち。
それ以上にもそれ以下にもならない。
変わらない関係。
変わらない未来。
わたしはその全てを受け入れ、この選択をしたいと思う。
「分かった。...約束な」
青柳くんが小指を出してくる。
わたしは泥だらけの小指をそこに絡めた。
これがきっと、最後の約束。
ありがとう、青柳くん。
わたしは心の中で感謝をしてから、青柳くんに言った。
「ここから出たいのですが、このままでは出られそうにないので、助けを呼んで来て頂けますか」
「どう頑張っても立てないのか?」
「さっきもお見せした通り、這うことさえも厳しい状況です。100パーセント無理なので、お願いします」
青柳くんは怪しげな表情でわたしを見た。
「逃げたりしないよな」
「はい、120パーセント、逃げません。おとなしく待ってます」
「...分かった。絶対に動くなよ」
しぶしぶと青柳くんが立ち去り、また孤独が訪れる。
わたしが青柳くんに出来ることは、彼に"わたし"を背負わせないことだ。
わたしは一定のキョリを取って彼を見守っていられればそれでいい。
それでいい。
それでいい。
それでいい。
そう...思い込む。
わたしの中にある、この淡い気持ちは、どうしようもないこの状況に痛みを与える。
青柳くん。
わたしは、あなたに幸せになってほしい。
だから...
わたしは決めた。
これはわたしの意思だから何も文句は言わないで下さい。
友だち、ですから。