「悪」が似合わない君と。
無事体操着を取ってこれた
帰り道も黙って隣を歩いて、校門まで送ってくれた。
先生たちもほとんど帰って
来た時よりも暗くなって星が増えてる
「悪いな、家まで送ってやれなくて。海が待ってるんだ」
うわなんだよ
その優しいセリフは
どこ行ったんだ怖いリュードーケーは
「いえ、家まではかなり近いので大丈夫です!」
「そうか…じゃあな」
…
「はい、じゃあ」
…なんだろ
なんかくすぐったい変な気分
なんでこんなに浮かれてるんだろ
リュードーさんに次会うのか
楽しみだなぁ……
なんて、、
ちらりと振り向くとまだこっちをみていたリュードーさんが軽く片手を上げた
私は笑って手を振った
あーあったか、、、