「悪」が似合わない君と。




「おいトンボ、お前来るの遅くね?」



いやいや、リュードーさんが早いんでしょ




まだ半分くらいしかきてないじゃんみんなも





「またどういう風の吹き回しですか?」



「なんだよ、俺のクラスなんだから俺がいたって変じゃないだろ」



「じゃあ毎日来るものですよねー」



「ウルセェな」



何気ない会話だったけど




クラスはざわつく





こんな普段いるかすらわからない影の薄さを極めた私と




誰もが知っているやばい人が仲良く話してるんだから無理もない




まあ、周りの目なんて関係ないけどね



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