「悪」が似合わない君と。
「買い物の帰りです」
一歩足を進め街灯の下に立った
トンボも同じように前に進みでる
!!
メガネをかけていない…
ふわふわした髪の毛、妖精みたいな柔らかい顔立ち
透き通った色の瞳
「トンボお前…メガネは」
…そういえば前もとってたよな
3回目か…トンボの素顔を見るのは
「浜田さんと出かけてたのでちょっとおしゃれしてみたんです」
…は?
浜田と出かけてたのは知ってたけど…
え、浜田と出かける時そんな気合い入れてんのお前…
は、なにそれ
そういや前も浜田と出かけてた時だった
なんだよそれ
「浜田と出かけるとメガネとんのか?」
トンボはうーんと首を傾げた
なんだよその反応
浜田が取らせてんの?
だとしたら浜田のやつただじゃおかねぇぞ
(理不尽な怒りの矛先を向けられる浜田)
「浜田が取れって言ったのか?」
でも予想外の答えだった
「取ったの…って浜田さんというよりはリュードーさんのせいですよ」
は?
俺?
俺のせい?