「悪」が似合わない君と。
「あとはーそうですね、無難になんかプレゼントでもしたらどうですか?日頃の感謝を込めてーみたいな」
私と浜田さんは隣に並んで学校までの道のりを歩いていた
「プレゼントか、そういやそんなのしたことないな」
喜ばせたいんなら貢げ貢げ←
「リュードーさんは何が好きなんですか?」
「え」
「プレゼントしたら喜ぶもの!」
「…うーん。ピンとくるものはない」
ないの!?
ま、なさそうだけど!
「…あ」
お?
「何か思いついたんですか?」
「そういや…甘いもの」
「あ、甘いもの?」
「よく朝飯とか昼飯とか甘いもの食べてる気がする」
朝飯と昼飯で甘いもの?
「たとえば?」
「2日に一回はドーナツ食べてる」
どーなつ?
ど、ど……っっ
「な、何笑ってんだよ!シノセ!」
「な、なにって」
だって、だって
あの喧嘩番長で怖いイメージしかないのに
ど、ドーナツって
く
「クハハハハハハ!!」
ギャップってやつですか!
鼻血出しながらドーナツ頬張ってるとこ想像しちゃうぅ
「いつまで笑ってんだよ!ぶっ飛ばすぞ!シノセ!」
す、すみませんすみません