「悪」が似合わない君と。



『おいトンボ』


『静かにして下さい』


クラス中が静かだから絶対私たちの会話は聞こえてる

もちろん先生にも


ちょっと!先生!なんか言ってよ!

先生は気まずそうに授業を続けている

なんでよー教師でしょー?


『おいトンボ、お前この問題間違ってるぞ』


…え?


いつの間にか私のノートをのぞいていたリュードーさんが言った

まちがって?いやいや、まともに授業受けてなったあなたに言われたくな…





『間違ってる…』

『だから言ったろ』


な、なんでだこのやろ!!!

ムキィ!


『フッ…バカだな』


ムガアアアアアア!!


もう無視しよう!!

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