庇護欲を煽られた社長は、ウブな幼馴染を甘く攻め堕とす
結婚してから1年くらいたったころ。二人で思い切り旅行したり、遊びに行ったり堪能しつくしたのち、私は妊娠した。
妊娠中は不安の連続で、心と体調の変化に自分自身がついていけなかった。雑誌を読んだり、ネットで調べたりすればするほど不安になって、すごく神経質になっていたと思う。
だけれどそんなときも千晃くんは変わらず傍にいてくれて、私を励ましてくれた。体調の悪い時はごはんも作ってくれたし、洗濯だって洗いものだって、なんでもやってくれた。千晃くんがいかに素敵な旦那様か、毎日ひしひしと感じている。
出産のときだって、当たり前のように立ち会った。娘の誕生を心から楽しみにしてくれていて、20時間もかかった分娩も、ずっと傍にいて私を励まし続けた。
桃が生まれた時は二人で手を取り合って喜んだ。千晃くんは私と桃を全力で守るんだって、そのとき言っていたっけ。
それから早10か月。桃は私たちの愛情を一身に受けて、すくすくと大きくなっている。
子供って本当に天使。今まで関わることがなかっただけに、自分の子供がこんなにも可愛いなんて知らなかった。千晃くんも同じようで、桃を溺愛しまくっている。
離乳食作りから、お風呂、さらには夜泣きまで付き合ってくれる千晃くんは、本当に極上の旦那様だと思う。