庇護欲を煽られた社長は、ウブな幼馴染を甘く攻め堕とす
 

 桃が大きくなったら、パパがいかにあなたを愛しているか、ママのことを大切にしてくれているか話してあげよう。

 そして桃にも、心から愛おしいと思う相手を見つけてほしい。

 私たちがそうであるように。

「桃、千晃くん、大好きだよ」

 そう言うと千晃くんが私と桃を大きな腕で、丸ごと抱きしめた。

 そして「“愛してる”より最上級の言葉はなんだろう」と耳元でボソッと呟いた。



Fin.



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