花を抱く君は、青い空に似ている
花を抱く君は、青い空に似ている
「パパー! はやく!」
お出かけできたことが嬉しいのか、僕よりも先を進んで行く君。
お気に入りの花柄のワンピースを着て、ニコニコと笑う君はまるで、花の国のお姫様みたい。
「ねぇ、パパ。すきなだけ、いいの?」
「うん。好きなだけいいんだよ」
「いーっぱいにして、ブーケつくる!」
赤やピンクの綺麗なポピー。
一生懸命な君の姿に、思わず笑みがこぼれる。
「パパ! わらってないで、てつだって!」
「ごめんね」
グイッと突きつけられた たくさんのポピー。
まだ摘む気なの?
「たくさん摘んだから、そろそろ終わりに…」
「いや! ママにも、みせるの!」
そう言ってさっきとは別に、今度は蕾の多いポピーを摘み始めた。
確かに、蕾のポピーはこれから咲くから、ママにも見せられるかもしれない。
ママに似て、君は頭の良い子だ。
お出かけできたことが嬉しいのか、僕よりも先を進んで行く君。
お気に入りの花柄のワンピースを着て、ニコニコと笑う君はまるで、花の国のお姫様みたい。
「ねぇ、パパ。すきなだけ、いいの?」
「うん。好きなだけいいんだよ」
「いーっぱいにして、ブーケつくる!」
赤やピンクの綺麗なポピー。
一生懸命な君の姿に、思わず笑みがこぼれる。
「パパ! わらってないで、てつだって!」
「ごめんね」
グイッと突きつけられた たくさんのポピー。
まだ摘む気なの?
「たくさん摘んだから、そろそろ終わりに…」
「いや! ママにも、みせるの!」
そう言ってさっきとは別に、今度は蕾の多いポピーを摘み始めた。
確かに、蕾のポピーはこれから咲くから、ママにも見せられるかもしれない。
ママに似て、君は頭の良い子だ。
< 1 / 3 >