幸せの触り方
ショウから返事はなかった。
私は次の日ショウに直接聞きに行った。


「ねぇ、なんかあったの?
ショウがあんな事聞くの珍しくて、気になって寝れないぢゃぁん」
冗談まじりに話した。

するとショウは少し考えながら重い口を開いた。
「俺、アイと別れたんだ。」

ショウにかける言葉に戸惑った。
二人の沈黙を消し去る様に
チャイムが鳴った。



私はそれから何時間もショウの事を考えた。
自分と付き合う気があったのかもしれない…
明日、ショウに自分の気持ちを打ち明けようと決めた。



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