RYTHME
「…愛、俺のために話して?今まで言えなかった全てを…杉浦にも話してないんだろ…?」
「………蓮は私に気付いてた。相談しろって何度も言ってきた。自分を許せって、言われ続けてきた…」
「杉浦も、愛が心配だったんだ。親友が亡くなって、何も感じないわけないだろ?深い悲しみに落ちる。それだけ」
杉浦は誰かに話したのかな?
杉浦はちゃんと弱音を吐いたかな?
「…蓮、あの日のすぐ後に話してくれた。愛との思い出。それをきっかけに話して貰おうとしてたのは感じたよ」
ちゃんと
話したんだな
「…でも、言えるわけないでしょ?自分の家で客だった親友が焼かれた。自分たちは助かったのに……しかも同じ部屋にいたのは私……蓮の彼女を救えなかった……言えるわけない」
杉浦は理解しているとわかってはいても……