RYTHME
「…えと…」
「家族はもちろん、俺や愛みたいな友達、りずむ、血縁者。一番なんて俺なら考えらんね」
「…一理あります」
「恋もそうじゃない?愛しい人を作っても、家族とは比べられない。すべて大切だから、順番なんていらない」
「大切な人は大切な人でいっそまとめてしまえということですか?」
「その通り♪順番付けられるとさ、その方が嫌じゃん?愛も、杉浦も、俺にとって大切。な?」
杉浦はびっくりしている様子だったけど
すぐにいつものにっこり笑顔で言った
「そうですね」
「これで進めるか?恋出来る?」
「今はまだわかりませんが、愛しい人が現れた時、うまくいけそうな気がします」
「それはよかった」
頑張れよ、杉浦