RYTHME


「久しぶりだね。学祭以来か」

「そうでしたね」

「今日早いんだね。愛と睦月くんは?」

「自分は週番なので、早く行かなければならないのです」


そう

いつもと同じ笑みを返す


「大変だね」


あの日々と変わらない笑みは

私に安心を与えると同時に
痛みも与えるの


何もなかったような笑み

本人はぎこちないと私が困るから
いつも通りに接してくれてる

分かってるけど

寂しいよね...
< 172 / 263 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop