RYTHME


「じゃ、私は学校に行くから、週番頑張って」

「ありがとうございます。……そういえば奈美」

「なに?」

「自分は一度告白を受けたのですが……その想いはまだ健在でしょうか?」


……一瞬、夢かと思った……


告白を覚えていてくれていた

嬉しくて、嬉しくて…


「健在に決まってんじゃん」

「よかったです」


まだ…希望を持っていいんだよね…?


りずむの死で大きく作られた壁を

昔のりずむの友達が壊し

大きく動き出した私たち


偶然なんかじゃない

全てが必然なのだから

睦月くんは私たちを救ってくれる人だったんだ…
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