RYTHME
桜
学校に着いて
保健室に向かった
「もしかして、二人ともこの学校だった?」
「もしかしなくても。市立だしね」
称くんはさっきからあまり話さない
……心配……してるのかな……?
「失礼します。杉浦ですが」
保健室の扉を開いて
杉浦が言った
「あ、杉浦さん、桜さんはここですよ」
と言いながら
桜ちゃんが寝ているだろうベットのカーテンを開く
「桜、大丈夫ですか?」
「……ん…お兄ちゃん…?」
「迎えに来ました。帰りましょう?」
「…うん…」