RYTHME
「杉浦、なんか隠したいのか?」
このタイミングじゃ
さすがに不自然だ
「…いえ。ただ………もう少し、きちんとした場で話すべきかと思ったので…」
「どういう意味?」
「人のいないところで、三人で……」
杉浦の表情は曇っていた
「理由があるわけ?」
「…え?」
「水城が命の本当の意味を知ってることに、理由があるわけ?何かが彼女をそうしたってこと?」
「………はい」
彼女は命を知ってるんじゃない
何らかのきっかけで
教え込まれたんだ...