RYTHME


「あれ?前に住んでたのってこの町だったっけ?」

「そうだよ〜?忘れた?」

「もう十年以上前だしな」


まさか

転校先に知り合いが…

いや

まさか自分が戻って来たなんて考えてもいなかったから

…ちょっと嬉しく感じたり…


「カッコよくなっちゃったよね〜」

「は?なっちゃんは変わってなさそうだけどな」

「女の子っぽくなったでしょ〜?」


なんて笑ってる俺の視界の端に見えた

孤立しているような…

水城の眼が

寂しい
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