キミとの恋は永遠に輝く


頭に、なにかが触れた。


おばさんと先生も、目を丸くしてある一点を見つめている。



「聖くん……!」


「なんて顔してんだよ……」


見上げると、聖くんが目を覚ましていた。




「だって、聖くん……
私、聖くんに…酷いことを言っちゃた…」



「い……よ。
オレが、いきな…あんなことを言ったのが、悪いんだから。
美央が…抱え込む必……は、ないんだよ」



もうこのまま、あなたの言葉に自惚れてしまいたい。


でも……


「それじゃダメなの。
聖くんが生まれてきた理由、ちゃんとあるもん」


伝えるよ。


あなたがなぜ生まれてきたのか……


私が、証明するよ。

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