キミとの恋は永遠に輝く


ガタガタッ


「美央、ここにいるんだろ?」


最初に見つけたのは、やっぱり聖くんだった。



「美央、開けて?」


「やだ……」


わがままでごめんね。


でも今、本当に合わせる顔がないの。


「……ごめんな」


耳を疑った。


「何で聖くんが謝るのよ…?」


「怒鳴ってごめん。
美央が怒るってよっぽどだよな。
それが分かってるのに、オレはあの子をかばった」


聖くんの声が辛そうだった。


違うんだよ聖くん。


私が子どものままだったの。

大人になれば、こんなことにはならなかったのに。


ガチャッ


「聖くんは、悪くないよ…ごめんなさい」


すんなりと言葉が出てきた。


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