キミとの恋は永遠に輝く
「聖くん!」
ドアを開けると、目の前には頭を抑えてうずくまっている聖くんがいた。
「……痛いっ」
「待ってて、今救急車を…」
携帯を開くと、聖くんに止められた。
「大丈夫…だから…」
「大丈夫じゃないでしょ、顔色悪いよ」
「……っ、はぁっ…薬…飲むから…」
リビングのテーブルに常備してある薬。
前に見た時よりも、増えていた。
「聖くん、薬とお水だよ」
頭痛も少し落ち着いてきたみたい。
体を支えて、薬と水を口へ運ぶ。
聖くんに触れた途端、手に違和感があった。
聖くんの身体、また細くなった気がした。