キミとの恋は永遠に輝く

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「ねぇ聖くん、次、イルカ見に行こうよ!」


「おう…」


あれから、長々と私のお説教と涙を見せられた聖くんは、かなり反省したみたい。


反省しすぎて、元気までなくなってしまった。


せっかくのデートが、これではまるでお葬式だ。


まぁ、聖くんが自分で撒いた種なんだけど。


でも、私はイヤだ。


どうすればいいのかな。




「あ、聖くん聖くん!」


「ん?なんだ?」


「手!恋人つなぎしよ?」


今までの暗い顔がウソのように、パッと太陽のような笑顔が出てきた。


「いいの?」


「うん!」


ホント、かわいい人だな。


すごく嬉しそう。


でも、聖くんが元気だと、私も元気になれるよ。

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