キミとの恋は永遠に輝く
─バスの中─
「あー、今日は楽しかったね!」
「そうだな」
帰りのバスは、私たちしか乗っていなかった。
せっかくの土曜日なのに、みんなどこにも行かないのかな?
「あれ、聖くん元気ないね。疲れた?」
「うん……なんかオレ、酔ったかも」
「えっ、大丈夫?」
アメとかあったかな。
カバンの中を見てみると、あったのはキャラメル。
「ごめん美央。ちょっと横になっていい?」
「いいけど……ねぇ、すごく顔色悪いよ。
ホントに大丈夫?」
「ん……なんかめまいがして、頭痛い」
そう言って、私の膝の上に頭をのせた。
全然大丈夫じゃないと思う。
でも、しばらくはこうしてるしかないか。