キミとの恋は永遠に輝く


体が重い。

視界はぼやけ、ふらふらする。


「美央、大丈夫か?一緒に帰ろう」


「ううん、大丈夫。本当に移したくないの」



正直、こんな体で1人で歩くのは危険だとわかっていた。


でも、聖くんに移してしまうのが嫌で、断ってしまった。


「じゃあ、先に帰ってるね」


聖くんが不安そうに私を見ていた。


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