キミとの恋は永遠に輝く
聖くんのことは、妹の叶ちゃんから少しずつ情報をもらっている。
今では事故の後遺症も残ることなく、しっかり歩けるまでに回復したらしい。
努力家の聖くんらしい結果だ。
でも次は病気の方。
治療を受けないと言い張っているらしい。
どうせ死ぬなら好きなことをしたいと。
それではダメ。
そう言いたいのに言えない。
私と聖くんは終わったんだ。
あの日から連絡も取っておらず、携帯も静かだ。
「聖夜くんも何であんなことを言ったんだろうね?」
「あれが本心だったんだよ」
「私はそう思わないなぁ」
「え?」
「だって聖夜くん、美央にデレデレだったんだよ?
ずっと私に質問攻め。
幼なじみだからそれくらい知っとけって思ったわ」
私の知らないところでそんなことがあったんだ。
「私に話しかけてくる時は決まって美央のこと。
……それは今でも変わらないよ」
智香の一言が引っかかった。
疑問に思ってる私の顔を察してか、メールを見せてくれた。