キミとの恋は永遠に輝く
急いで公園に駆けつけたら、ブランコに座っている聖くんがいた。
「聖くん!」
「美央…うおっ!」
私は勢いよく聖くんに飛びついた。
「聖くんごめんね!
私、聖くんから逃げてた」
逃げないって言ったのに。
聖くんを守るって決めてたのに……
「オレもごめんな。思い出したよ、ちゃんと。
いつも、ずっと支えてくれてたのは美央だった。
それなのにあんなこと言って…ほんとごめん!」
聖くんの言葉に、私は首を思いっきり振った。
そして、2人で笑いあった。
「おかえり、聖くん」
「ただいま、美央」
ようやく私たちの歯車が噛み合った。
今まで離れていた時間を取り戻すように、私たちは息が止まるくらい抱き合った。